聖地巡礼之記-其之参「アルプスを越えて・・・」
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2011/10/14 21:03:42
横川-群馬県安中市松井田町横川。
この地名を聞くと,真っ先に思い出すのは何と言っても日本一人気のある駅弁である「峠の釜飯」http://www.oginoya.co.jp/である。
初めて信州に足跡を印した際(10代半ばだった・・・),帰途に信越線の急行車中で,軽井沢を出るとすぐにドアにへばりついて,横川駅に着くなりダッシュして求めたという曰く付きの駅弁である。
しかし,長野五輪に伴う新幹線開業によって,信越線の横川-軽井沢間の碓氷峠は廃線の憂き目に遭い,篠ノ井-軽井沢間の信越線は第三セクターとなる。
それによって,駅弁としての峠の釜飯は終焉を迎えることとなった。
長野県内の店舗やドライブインで売っているという話を聞いたことがあったが,真新しい横川SAにて私が行ったのは,峠の釜飯を探すことだった。
残念ながら見つからなかったが(どうやら上り線側で売っているようだ),深夜1時過ぎというのに煌々と照明の点いたSAには面白いものがいろいろ有った。
群馬は,実は銘菓どころのようだ。
高崎名物の「旅がらす」というのは知っていたが(ゴーフレットだ),とにかくいろいろ有って飽きない。
勿論下仁田の蒟蒻も有ったし,地場産の野菜とかもふんだんに有ったのだが,まさか往路で買うわけもいかず,ちら見に止めたが,高崎名産の達磨をついつい買ってしまった・・・。
達磨と言えば赤と相場が決まっているが,ここで売っていたのは赤は勿論,青,橙,緑といったカラフルなやつで,私は何とピンクの目無し達磨を求めた・・・。
横川SA発1時30分。
バスがヒルクライムにかかる頃,再び眠気が襲ってきた。
碓氷越えの後は信州佐久平(軽井沢の南郊)だから,名古屋方面に出るには中央道ということになる。
最短ルートは,我が町というか我が母校に縁の島崎藤村の「千曲川旅情の歌」で有名な小諸市から白樺湖を経由して蓼科山と霧ヶ峰の山麓を諏訪湖畔に出るルートか,八ヶ岳の北麓を茅野に至り杖突峠を越えて伊那盆地に出るルートであるが,一般道であるためその公算は低いと思われた・・・。
・・・ということは,長野自動車道経由か・・・,何と長野市のすぐ南まで北上するのか・・・,休憩は姨捨SAじゃ近いから,松本市北部の梓川SAか・・・と思いつつ,意識が薄れていった・・・。
目を覚ましたのは,「千曲川」なる表示だった。
ということは,既に更埴(更科+埴科という旧郡名を合わせた安易な地名・・・と言ったら,地元の方に失礼か・・・)JCを過ぎて,長野道に入ってた。
比較的新しい高速と思ったのだが,高速走行しているせいか段差で車体が大きく刎ねて衝撃がもろに伝わってくるので眠れない・・・。
善光寺平と呼ばれる広大な長野盆地から姨捨山の麓を抜け,犀川を渡ると北アルプス常念岳山麓に広がる扇状地の安曇野である。
そして,長野第2の都市である松本市がある筑摩平が南に広がる・・・と思っているうちに,みたび意識を失う・・・。
いずれにしても,これで名古屋までのルートはほぼ決した。
東北-上信越-長野-中央というルートである。
ただ,名古屋から鈴鹿までは東名阪自動車道であろうが,中央道は名古屋市北郊の小牧(空自の基地と信長の美濃攻略拠点で有名)で名神高速に繋がるが,どうやって名古屋市内をバイパスして東名阪に出るかが全く読めなかった。
辰野PAの表示を見つける。
いよいよ筑摩と諏訪の境から伊那谷へ入る。
眼下の川は,天竜川だ・・・。
3時30分,駒ヶ岳SA着。
はっきり言って寒い。
かつて駒ヶ岳山麓の駒ヶ根高原に遊んだことがあったが,北アルプス(飛騨山脈)山麓から中央アルプス(木曽山脈)へ・・・という強行軍。
群馬県西端の横川から2時間で南北に長い長野県を縦断しているのだから,凄い話である・・・。
駒ヶ岳SAは,真新しい横川SAと違ってかなり年季の入った造りだったのは,開通時期(東北道の直後の70年代後半~80年代初頭??)を考えると仕方ないというところだろう。
駒ヶ根というと何と言っても養命酒で有名になった感がある・・・(愛飲はしていないが)。
駒ヶ岳SA発は3時50分頃だったろうか・・・。
長大な恵那山トンネルに入り,中央アルプスを縦断して木曽路の入り口たる濃州中津川に入る頃には,完全に寝入っていた・・・。
仙台を出て6時間後には濃州-岐阜に入るというのだから,やはり恐るべきスピードである。
鈴鹿は未だ遠し・・・・・・。
(多分,続きます・・・)
いえいえ,かえってすみません。
こちらこそわざわざ調べていただき,恐縮しています。
宮城野区岩切は市内の北東端ですね。
多分大きな縮尺の地図だったので,駅付近をクリックしてもそうなったのでしょう。
岩切地区は,急激に宅地化が進み,人口が急増しています。
松島方面に出かけるとき通りますが,本竈(ほんかまど)なるラーメン店が大人気です。
すみません。宮城野区岩切西河原というのは、スタート地点を指定するときに集合場所に近い所として
仙台駅の近くの交差点付近を地図上でクリックして表示された地名ですが外れていましたでしょうか?
詳細な計測,ありがとうございます。
面倒くさいので私は敬遠しました・・・(笑)
しかし,50kmと変わらないのですね。
だったら,圧倒的に交通量の少ない今回のルート②が早いということになります。
帰途は東名でしたが,わくわく感はさすがになかったですし・・・。
長文大歓迎です。
勿論,ひとこともですが・・・。
それにしても,基点が宮城野区岩切西河原というのは何なのでございましょう・・・??
確かに,近年急宅地化が進み,人が増えている地域ではあるのですが・・・。
蓼科を訪れたのは,まだ10代の半ばでしたので,随分前になります。
小諸城跡(懐古園)を見て,国鉄バス(当時)に乗って,白樺湖-霧ヶ峰を経由して諏訪湖畔に下りました。
夏だったので,当時の信州の風物はえらく新鮮だった記憶があります。
できれば今後,車山高原や美ヶ原,日本ピラトゥスなどを訪れてみたいものです・・・。
ありがとうございます。
今日も続きを書きましたので,よろしかったらどうぞ。
完結してませんけど・・・。
ありがとうございます。
続きをうpしました。
完結しませんでしたが・・・。
仰るとおり,えらく遠回りであることは確かですね。
単純に,東北-東名と考えれば近いのは間違いないです。
確かに中央道は暗かったですね。
そのぶん眠れた訳ですが・・・。
北関東-長野-中央-東海環状はとにかく交通量が少ないです。
東名の一般道と変わらぬ車間距離では飛ばすこともままならず・・・というのが最大の理由でしょう。
夜のドライブは確かにわくわくしますね。
特に1人だと,妙な高揚感があります・・・。
夏に遊びに行った佐久平、蓼科も登場^^
やはりルートが気になったので、MapFanでルート検索してみました(-_-;)
(スタート)仙台市宮城野区岩切西河原 ̄(ゴール)鈴鹿市御園町サーキット入り口
①東北-東名ルート 総距離768.0 km
所要時間10時間 26分 料金16250円
②東北-上信越-長野-中央ルート
総距離812.8km
所要時間11時間54分 料金18600円
②に、トイレ休憩20分×6回=2時間を加えると、ほぼ14時間!
実際にかかった時間とぴったりです。
①だと、1時間半短縮で高速料金も2350円安い?
でも、①ルートではこんなに面白いブログは読めなかった・・・!
(長文ご容赦。)
出て来ましたね~追々に挿まれる想い出話も、中々楽しいです。
島崎藤村の「千曲川旅情の歌で有名な小諸市から白樺湖・霧ヶ峰の眺めは
数年前に観光バスで廻った事があったと「思い出したりしてます。
今で仙台を出て6時間ですか、それにしても超スピードですね~
凄く面白かったです!!
それにしても本当にバス?というスピードですね^^;
続き楽しみにしてます^^
中央道って、外灯がない区間が多くて、夜のドライブはかなり辛い気がします(苦笑)
それでもまだまだワクワクした気分は継続中ですけどね(笑)
この歳になっても、夜中に遠方に向けて出発するのは、それがたとえ仕事であれワクワクするんですよ☆