Nicotto Town



うさぎとかぼちゃ (密告2)


白色普通ウサギは考えました
どうすれば他の白色ウサギ達がかぼちゃ男に殺されずに済むかです
白色ウサギはいつの間にか姿を変えていました
普通ウサギよりもうさぎ女の姿に近くなっていたのです
考えれば考えるほどその姿を変えて、うさぎ女の姿に近くなっていきました
とうとう最後にはウサギの女王であるうさぎ女に姿を変えてしまいました
うさぎ女は黒色女王ですが、白色女王が新しく誕生したのでした
ウサギの女王は黒色のうさぎ女と白色の新うさぎ女の二匹になってしまったのです

「いやだあぁ、私女王さまと同じになっちゃた」
新うさぎ女が思わず声を上げてしまいました
「そこに居るのは誰だ」
かぼちゃ男がその声に気付き、大きな怒鳴り声でそう叫びました
新うさぎ女はその声にびっくりして、身を縮め物陰に隠れていました
「誰だ。そこに居るのは分かってる。出て来い」
かぼちゃ男のどすの利いた声が部屋に響きます
新うさぎ女は怯えながらか動けなくなっていました
今、かぼちゃ男に姿を見せると殺される気がしたのです
それほど、かぼちゃ男のどなり声は殺気に満ちていたのです
新うさぎ女は身を屈め小さくなって目を閉じてじっとしていました
「今で来ないとどうなってもしらないぞ」
新うさぎ女はびっくりしました
そのかぼちゃ男の声は頭の真上でしたのです
新うさぎ女は目を閉じて縮こまっていたので、かぼちゃ男が側に来たことにぜんぜん気付きませんでした
かぼちゃ男はもう目の前に立ち、新うさぎ女を見下ろしていたのです
新うさぎ女が薄っすらと目を開けると、そこにはかぼちゃ男が履いている土だらけの靴が見えました
新うさぎ女は覚悟を決め、かぼちゃ男の前に立ちあがろうとしましたが、腰が抜ていたのかそのまま後ろに尻餅をついてしまいました
「お前はうさぎ女じゃやないか。それも白いウサギの。なんでお前がここに居るんだ」
新うさぎ女は答えようとしましたが声がでません。
後ろに突いていた片手を前に出し「ちょと待って」の手まねをしました
「お前、腰が抜けているのか。そら立て」
かぼちゃ男が新うさぎ女のだしてる手を掴みぐいっと引っ張りました
新うさぎ女はそれに合わせてよろけながら立ち上がりました
「おまえはうさぎ女じゃないか。なんでお前がここに居るんだ」
かぼちゃ男が落ち着いた声で尋ねました
「話しますからどこかに座らして下さい」
新うさぎ女は漸との事でそう声にしました

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2011/10/02 10:57
新うさぎ女さん ヤバイじゃぁああん。
かぼちゃ男にいたずらされちゃうにょ?w(・ェ・)
なんか、リアルな感じがして
今回はちょっと怖かったしドキドキしたよー。



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