ウサギとかぼちゃ (儀式 1)
- カテゴリ:自作小説
- 2011/09/28 00:27:38
かぼちゃ男の住んでる星には二つの月がありました
二つの月は外側月と内側月と呼ばれていました
外側月と内側月の実際の大きさは内側月の方が小さいのですが、かぼちゃ男の住んでる星に内側月が近いために、二つの月はほぼ同じ大きさに見えたのです
内側月は小さいので良く月食になりました
かぼちゃ男の星影に月が入って、月がだんだん欠けながらその光りを薄暗くし、影にすべてが入るとその姿はどす黒く赤くなり、まただんだんと影を出て元の満月へと戻っていくのでした
月が二つとかぼちゃ男のいる星の三つが太陽に対して一直線に成る時、ある儀式は行われるのでした
内側月が月食をおこしながら、満月の外側月に重なる時にです
ちょうど丸い月の穴に黒く欠けた月が重なり、月に月が差し込まれたように見えるときにうさぎ女とうさぎ男の儀式が行われ、次の生命への引継ぎの儀式とそれがなるのでした
「今度の普通ウサギの色は赤だったね」
うさぎ男が赤ウサギの衣装に着替え儀式の準備を終えてから、うさぎ女にそう尋ねました
「そうだったわね。次ぎの普通ウサギは赤色ウサギだわ」
普通ウサギ達の女王、うさぎ女はそう答えました
「もう少しで月が重なるよ。女王さまも用意をして」
「私は別に何も用意しなくていいのです。月が重なり合う時に体が自然にそうなるようになってますから。男はいろいろ用意が大変ね」
女王のうさぎ女はチョコレートを食べながら儀式の台に向かいました
儀式の台は岩を削って造られていました
山に見晴らしのいい断崖になった場所があり、そこからはかぼちゃ男の畑やその先の海が一望できました
その断崖にあるちょうどいい大きさの岩を平らに削り、まるで大理石のベッドのようにして儀式の台は造られていたのです
うさぎ男がその断崖に立って、かぼちゃ男の畑を見ました
「かぼちゃ男が大きな穴を掘ってる」
そこにはかぼちゃ男が一生懸命穴をひとりで掘ってる姿がありました
「そう、いつもの用意ね。でもどのかぼちゃ男も決まったように穴を掘るの。不思議だわ。いままで穴を掘らなかったかぼちゃ男なんていないし」
「へぇ~。植物的生物は刺激に対する反応が、みんな同じになるように神様が作られてる。作物のニンジンがそうであるようにね」
うさぎ男はすまして、そう説明しました
「みんな純情なのかもね。でもその純情さが方向を変えると底知れず残酷になるのね。普通ウサギを皆殺しにするような残酷さが生まれるんだから」
「その残酷さのおかげで毎年普通ウサギの色が変えられる。でもこの色変えは何か意味があるのだろうか」
うさぎ男が穴を一心に掘るかぼちゃ男に視線をやり考え込んでしまいました
「そろそろ儀式の準備をしなければ」
うさぎ女がうさぎ男に声をかけました
うさぎ男は考えることを止め、儀式の準備に取り掛かりました
ウサギ女王のうさぎ女は石で造られた儀式台の端にまず腰を掛け、そのまま仰向けになるようにして足を月の方に向け、膝をたてて股の間が月に照らされるようにして、足の腿を開けて寝転びました
「やさしくしてね。痛いのは嫌いなの」
うさぎ女がうさぎ男にそういいました
内側月が星の影に入ったのか、月の端が欠け始めました
「じゃ、始めるよ」
うさぎ男はそういって、うさぎ女の股の間を覗き込みました
なんかさ~ あれこれ凄く想像できて楽しいよねー ゴキブンさんのお話はw
ささ・・次読むわぁ。
誰も気がつかないと思ってました
月のHを表現するために考えたのでした
最初は満月と三日月を重ねようとしたのですが不可能なので月食を利用です
月がHするなんて夢があっていいと思いますが
月が重なるとき、オスは硬くするのですね
大変だ~
月食のときにすると月の不思議な力によって快感が増すのかな?
でも小さい方の月だけが月食になるのはおかしい気がするな。
大きい月も星の影に入らないと三つの星は直線にならないような。
あはは、硬いこといちゃいました。
硬くなれ、硬くなれ、あそこ。ネ^^