ある男と鳥の話
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/12 20:51:43
ある男は空を飛び交う一羽の鳥を見てこういった
「私もおまえのように自由に飛びまわりたい」と
それを聞いた鳥は男んみこういった
「私はあなたがうらやましい」と
男は不思議でしかたなかったので何故かと問うた
鳥はあきれたように応えた
「休める止まり木がなければ私は飛び続けるしかない。
君たちはいつでもどこでも休めるじゃないか。
私は君がうらやましいよ。」と。
鳥は男を、男は鳥を互いに羨ましがった。
そしてお互いに気付いた。
自分が羨ましいと思っていることがその人にとって良いことではないのだと。