猫好きにはオススメできないなぁ
- カテゴリ:ペット/動物
- 2011/07/25 22:33:04
写真家の岩合光昭さんと奥さんの日出子さんの著書「ママになったネコの海ちゃん」
写真はとっても可愛かったけど、文章は後味悪かった…
写真のモデルとなる猫が欲しくて、とあるお寺から姉妹猫を1週間ほど預かり、どっちにしようか悩んで、海ちゃんという猫を選んで、もう1匹の類ちゃんはお寺に返される。
新しい家になじんだと思ったら返されちゃった類ちゃんは可哀想だけど、まぁ1週間くらいだし、ここまではいいとしよう。
でも、その半年後に自分たちに子供が出来たからって、子供が生まれる前に奥さんの実家にさっさとあげてしまうってどうなの?
狭いアパートより一戸建ての実家の方が猫にとっては環境はいいだろうけど、猫からしたら突然捨てられたようなもの。
しかも、岩合さんは海ちゃんの写真を撮りたいがために、ちょくちょく実家に行く。
猫にしたら、元の飼い主を忘れたくても目の前に現れたら忘れられないじゃん!!
なんか、すんごい勝手だなぁ…
海ちゃんが奥さんになついている様子を読むと、愛情を持って育てていたのはわかるんだけど、奥さんの文章がなんか上から目線なのが気になる…
とてもまじめで神経質な性格が堅い文章になっちゃうのかなとも思ったけど、猫のきもちを大事にしたいと何度も言ってる割には、彼らがやってることは猫の気持ちを自分達の都合のいいように解釈してるような…
「アフリカポレポレ」を読んだ時も彼女の文章の堅さが気になったけど、この本は猫好きにはオススメできないなぁ
動物を飼う以上、終生飼育は当たり前のことだと思うんですけどねぇ
岩合家にとって動物は、お金を稼ぐための道具なのかもしれませんね
海ちゃんがその後16年間そのお家で過ごせたことが救いですね
猫でも犬でも、一緒に暮らしてたら家族だし、、
ウチにも犬がいるので、そんな風に割り切れちゃうのは、ちょっと切な過ぎかな・・・・ㆀ