恋は、舞い降りる天使の羽のように、、。(7)
- カテゴリ:自作小説
- 2009/05/03 04:13:04
(何で、そばにいなかったんだろう?脚立押えてれば、、。)
そう、考えても後の祭りだった。
宮子さんが連絡してくれるまで、何もできない。
(あっ!龍太郎さんに電話!)
慌てて、電話の所へ行ったが、携帯の番号は分からない。
電話の短縮ダイヤルの中からやっと探し出した。
『ツッツッツッ、、。お掛けになった電話は、
電波の届かない所にあるか、パケット通信中のため、かかりません、、。』
幾らかけても、繋がらなかった。
こんな時に、、。時間ばかりが過ぎてゆく。
もう一度、かけようとした時、電話が鳴った。飛びつくように受話器を、とると宮子からだった。
「あ!杏樹さん?源さん、ヤッパリ骨折してたの。
これから隣の町の総合病院にいくから、入院するための用意をしてきて!」
「はい!」
「FAXするから、ね?滝君はもどってない?」
「まだです、携帯も繋がらなくて。」
「わかった。手術になるかもしれないから、後で連絡するわ!」
宮子の電話が切れると、すぐにFAXがきた。入院の案内と、持ち物の書いたものだった。
それを見ながら杏樹は、源さんの荷物をまとめ始めた。
(あっ、。湯のみ、割れちゃったんだっけ、、。)
そうこうしながら、やっと荷物をまとめ終った。
龍太郎の携帯に何回か掛けてみるが、やはり繋がらない。
それから、小一時間程、たった。
砂利道を車が上がってくる音がした。
(帰ったきた!)
杏樹は玄関から飛び出した。
龍太郎だった。杏樹の様子を怪訝そうに見た。
「どうしたんだ?」
「源さんが、、。」
「なに?」
「脚立から落ちてしまって、、。」泣きそうになるのを、必死でこらえた。
「なんだって!」
「宮子さんが、診療所に連れて行ってくれたんだけど、骨折してるって、町の病院にいくって、、。」
龍太郎は、真っ青になっていた。
「どこを、怪我したんだ!まさか、手じゃないだろうな?」
「左の足が、、。」
「どうして側にいなかったんだ!君が付いていながら、、。」
「ごめんなさい、、。」 (T_T)泣きそう、、。
「だいたい、いつもならとっくに剪定は終わってるんだ!君が来るっていうから、源さんはその用意をしてて、、。」
「でも、、。」
「本当に源さん、かわいそうだよ。」
「、、。」
「何があったか知らないけど、ちょっと我儘すぎるんじゃないかな?」
「我儘、、って?」 (何も知らないくせに!)
杏樹は、黙って居間から出て行った。龍太郎に前で泣きたくなかった。其のまま、そっと家を出た。
(何も知らないくせに、、。知らないくせに、、、!)
涙があふれてきた。そのまま裏庭を抜けて、山のほうへ登って行った。
(意地悪ばっかり!大っ嫌い!)(T_T)エ~ン。
林を抜けると、目の前に鈴原尾根の山並みがせまった。
(あぁ、、、!き、きれい、、、、。)
涙をぬぐうのも忘れて、美しい山並みに目を奪われた。そして、もう一歩踏み出した時、突然足元がすくわれたような気がした。
バランスを、崩した杏樹は、笹原の中の深いくぼ地に落ちてしまった。
そのころ、、。
杏樹が出て行ったが、龍太郎は気にも留めなかった。
(部屋ですねてればいいんだ!まったく、これだから最近の子は、困るんだ。迷惑ってモノを考えない!)1人で、ぷんぷん怒っていた。
やがて、電話が鳴った。
「はい?」
「滝君?もどったのね?」
「話はきいてる?ヤッパリ手術になったわ。これから終わるまで電話できないから。急がなくてもいいから、気をつけて!雪が降ってきてるわ。」
「え?」
窓の外を見ると、雪が降って来ていた。
ヒヤリと冷たいものが、顔に当たった。杏樹は目を、覚ました。落ちた衝撃で気を失ってたらしい。
(あれ?雪?)
大きなボタン雪が、いつの間にか鉛色になった空から降ってきている。
(帰らなきゃ、、。痛っ!な、に、、?)
動こうとしたら、右足が痛い。立ち上がろうとしても、立ち上がれないだ!
雪はますます激しく降ってきた。
~つづく~
死ぬで~寒いぞ~@^-^@
時折さま>ひとの気持ちが解からん奴です、、^^;
ゆのさま>ほんと!なにしてんだ!です、、、^^;
しかし男が使えねええええええええええええ
emiriさま>Meさま>しぃ☸さま>ちちゃちゃさま>mikaさま>靜鬼ちゃん」さま>こりんごさま>
ありがとぉ~~!続きはなるべく早めに書きたいと思います。乞う!ご期待!
あ~~続きが気になる~(>_<)
今度わぁ杏樹ちゃんがwwwwwww(@A@;)
ヤバイwwww竜太郎っっなにやってんだよぉ
もぉ マジ続きが気になりますよぉ☆彡
早く書いてくださいぃ~~~~~~
めっちゃ気になるところで~つづく~
うううううう我慢できないので
つづきをお願いなのだ(^0^)v
うふふ
龍太郎、早く気付いてあげて~
展開が気になる~!!!
なんとびっくりな展開に雪まで~!
効果音楽が聞こえてきそう~ 大丈夫かな~┣¨ッキン((*゚д゚*))┣¨ッキン
すごぉ~い、nekomeさん!
杏樹、また龍太郎に怒られちゃうのかなぁ、、、
続き待ってま~す^^
悪い事は続きますね・・・とっても心配です。