テレビで見た、実際にあった怖い話。夏だしねー。会談の季節になりましたｖ


ある男の人が、夜ベッドに寝そべりながら。
いつものように彼女に携帯からテレビ電話したの。
彼は当たり前のように「よう」って挨拶したんだけど。画面の中の彼女は無反応。おかしいなって思って、彼は彼女に「どうしたんだ？」
って尋ねたのね。

そしたら電話をがっちゃーん！って。凄い怖い顔した次の瞬間、切られちゃったの。
彼氏はわけわかんなくなって、慌てて電話をまた彼女にかけたんだけど。彼女は凄く怒ってて。

「…隣にいる女、誰よ？」

って言うの。

夜だし。一人だし。誰もいねーよ！！

男は家にいちゃだめだ！と咄嗟に思って外に飛び出したの。一人、真っ暗な公園で。ぶるぶる震えながら、彼は除霊に詳しい山口県の友達に電話したのね。彼は東京にいるんだけど。

出てくれー出てくれー。

ってお祈りしてたら、彼女はすぐに出てくれた。

「あれ？どうしたの？」
「部屋に幽霊がいたんだ！助けてくれ！！」
「でもわたし、東京には行けないから除霊はできないわ」
「そ、そんなっ」

彼が慌てふためいてると、彼女は一呼吸おいてこう言ったの。

「ねえ。今、あなた一人？」
「え？なんで？そうだけど…」

彼女はためいきを吐いた。

「じゃあ、この人がそうなのね」


………って。

「さっきからあなたの後ろで、小さな女の声がずっと聴こえるわ」


男はパニックになって、女の人に叫んだの。

「お金は出す！交通費全部払うから、急いでこっちに来てくれ！！！」

その瞬間。

「きゃあああああああああ！！！！！」

電話の向こうの女友達が悲鳴を上げて、ツー。ツー。ツー。急に電話が切れたのね。
慌てて男は電話をかけたら…またすぐ彼女が出てくれたんだけど。

「………〇〇くん……」
「ど、どうした？」

「ずっとぼそぼそとしか聴こえなかった女の声…あなたがこっちに来てって言った瞬間。大きな声で…」


来るな！！！！




って。
叫んだんだって。






こ、こわっっっ