Nicotto Town



銀の瞳の妖精

水面に波紋が広がる。
ふと見上げると銀色の瞳がこちらをみつめている。
無表情のその妖精は僕を見透かすように
じっとこちらを窺っている。

その刹那、西風が舞い
帽子を飛ばされそうになった僕の注意が逸れた瞬間
いつの間にか妖精は姿を消していた。

無機的な銀色の瞳が
酷く印象的で僕は永い事忘れることができなかったんだ。





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