２１体の幽霊が親玉の命令で一斉に実達を襲ってきた。
実「きゃあ～！！“電風”」
電風と唱えてみたが、それ等は硬直しなかった。
＊「そんな事をしてみたって無駄よ。」
光「だが、こいつ等はトランプから出てきた雑魚なんだろ。なら、“雪夜の嵐”」
そう唱えながら、手を悪霊達の心臓部分に向けると、２２体の霊のうち、１３体の幽霊が凍ってしまった。
実「す、すごいです・・でも、何か納得がいきませんけど・・」
光は、そんな事を言う実を小声で説明した。
光「あのトランプの霊は、使用者の言う事を聞くんだ。だが、あれには、記号によって効く術や倒し方が違うんだ。ちなみに心臓を図案化されているハートなら、凍結術で心臓部分を凍結させられるのが弱ぇからな。」
実「・・硬直術は効かず、凍結術は１３体だけ効いたんなら・・“堕天使のあくび”」
残りの８体は効いた。もちろん、親玉も効いた
それを見た光は、小声で実に指示した。
光「畑中、眠ってる間に首に提げている金目の物を奪い取ってこい。ダイヤならそれで消滅する。ダイヤはダイヤモンドを図案化されてる事から金や財力を意味するようになってるからな」
光の指示通りに首に提げてるアクセサリーを盗み取ると、本当に消滅した。
ついでに、親玉が持ってる不思議なトランプも盗み取った。
光「でかした、畑中。後は、適当に２枚引きな」
実は、クローバーの９とダイヤのクイーンを出し、親玉が起きるのを待った。
もちろん、２１体の部下を待ち伏せさせて
　
～親玉を眠らせて数十分後～
親玉は起き出した。
実達は、仕返しをした。
実「さぁ～どうする？あなたの武器はもう私たちの手にあるけど？」
光「もう、白旗を揚げて大人しく成仏されてな！」
＊「今回は、この和尚達の魂を解放し、私は退出させてもらうわ。」
親玉が、和尚達の魂を解放し、退出したから
一件落着という事で
続く！

～狐課に戻る途中～
実「何で、あのトランプの秘密を知っていたんですか？」
光「それは、あれは７年前に影山が狐課の特訓用に作ってた物だ。だか、何故あいつが持っていたのかは気になるが・・・」
実「・・・そうですね」