祈る
- カテゴリ:小説/詩
- 2010/04/04 22:32:05
幼き日の記憶に背中を丸める僕は、まるで操り人形の様な眼差しで空を仰ぐ。
目を開けば空はあまりにも大きく、僕を見下ろす。
冷たくなった素足。皹割れた膝から流れる血が、まるで僕の心を表している様に黒く
赤い涙を連想させた。儚い時はもう戻らず、無情に過ぎて行く残酷な時だけが我が運命と歌っている。悲しき我が運命、それこそ我が生涯。
誰が言ったか、自分の運命は自分で選び進むもの……。そんな事ができるのかは定かではない。
だが、人は言う。生きていればそれで良いと。
美味い飯が食えて、温かい場所で眠る。
そんなささやかな幸せが幸せと感じなくなって当たり前になっていた頃。僕は、落ちたんだ……。
人間は残酷。
いらなければすぐに捨てるんだ。僕も、兄弟も、みんな。今は、冷たいコンクリートの道と、身体を叩く雨だけが、今の僕の家族なんだ。
どうしてかな……この足は、もう進んでくれない。この足は、もうここで良いよと訴える。僕は、ここで止まる小さな針子時計。太陽の神は、僕を招き入れてくれるかな。
野良猫かな・・;
まぁ、なんとなくです。頭にある野良猫の感情。
私よりあっくんのほうが
詩を書くのうまいですね((パチパチ))
無事、冬を越せたようでホッとしたけど 生き残れなかった子もいると思うんだよ
きょう、こちらは冷たい雨が降っています
この詩のような野良猫さんもいるんじゃないかな
いらない子なんていないのにね
なんだかすごいですねー