変化 12
- カテゴリ:自作小説
- 2010/03/02 19:56:58
~診察室~
実は、勇造からもらった薬を飲んで苦しんでから数10分後、狐になっていた。
狐「貴様か、我やこの子を苦しめたのは?」
勇「苦しめたとは人聞きの悪い。わしは君に用があるから呼んだだけじゃ」
狐「用とな?まさかこの子から出て行けと申すのではないだろうな」
勇「さよう、そのまさかじゃよ。妖狐や」
狐「断る!そのような事を引き受ける事はする訳がない!」
何で、また狐になってるの? しかも勝手に話を進めないでよと訴える実をよそに1人の獣医と妖狐1匹は互いににらみ合った。
勇「何故なのかぇ?一部始終言ってもらえんか?」
狐「見知らぬ貴様に容易く申す事ではない!だが、言えるのはこの子の側でさりげなく守ってあげたいだけだ。」
勇「・・・それは、実ちゃんに恋したのではないのかい~?」(変わった妖狐じゃ・・・)
狐「ち、違う。」(焦)
勇「どちらにしろ、実ちゃんの体を借りてしまうと下手したら死んでしまうぞい」
狐「え、今、何と申した・・」
勇「死ぬといったのじゃ。顔をリンゴみたいに赤くしたりしとる所、悪いのじゃが」(少々悪戯)
狐「顔を赤らめてはない!断じて、無いぞ」
勇「今、また赤くなっとるぞい、顔が」
狐「お、覚えておれよ。名も無き者よ」
と顔を赤らめながら捨てぜりふを残して去って・・いや、元に戻っていった。
後に、真綾と交代したがそっちの様子はおそらく同じ状態だと思うわ。
(希望でしたらその様子も書きます。)
まぁ、実はしばらく妖狐の姿に変わる事がないと言う事で
続く!
いつも読んでくださりありがとうございます。
ありがとう、間違いを指摘してくれて
とりあえず、誤字を直しといたよ。
・・・月のわんこさん
今回もおもしろかった^^